「せどりに挑戦してみたいけど、検索すると『やめとけ』と出てくる…」と不安に思っていませんか。
実際、せどりにはリスクもありますが正しく知ればちゃんと稼げるビジネスでもあります。
本記事では「せどりはやめた方がいい」と言われる理由と、不安をどう乗り越えるかを丁寧に説明していきます。
「せどりはやめとけ」と言われる理由
せどりは「やめとけ」といわれる理由は、以下の4つです。
- 利益を出すのがむずかしいと思われている
- 在庫を抱えるリスクがある
- 価格競争が激しい
- 悪質なやり方が目立ってしまっている
それぞれ詳しく解説します。
利益を出すのがむずかしいと思われている
せどりでは「安く仕入れて、高く売る」のが基本です。
しかし、仕入れた商品が思ったより売れなかったり、送料や手数料で利益がなくなったりする場合があります。
特に最初のうちは、どの商品を仕入れればいいのか分からず、失敗してしまう人も多いです。

在庫を抱えるリスクがある
せどりでは、商品を事前に仕入れる必要があります。
ところが、売れると思って仕入れた商品が売れずに家にたまってしまうと、スペースの問題や資金繰りの不安が出てきます。
特に大きな家電や季節限定の商品は要注意です。
初心者はまず少量の商品や小さな商品から始めれば、在庫リスクを抑えられます。
価格競争が激しい
せどりは誰でも始められるため、同じ商品を扱っている人がたくさんいます。
たとえばAmazonでは、自分が出品している商品に対して、他の出品者がどんどん価格を下げてくる場合があります。



価格競争を防ぐには、他の人が扱っていない商品を探す・セット販売など工夫するのが大切です。
悪質なやり方が目立ってしまっている
せどり自体は合法なビジネスですが、チケットの転売や偽ブランド品の販売など、法律に触れるような手法を行う人もいるため全体のイメージが悪くなりがちです。
また、店舗でのマナー違反(床に座り込んでのリサーチや値札の剥がしなど)も、周囲の迷惑となり批判される原因になります。
ルールとマナーを守れば、「せどりはやめとけ」など批判から距離を置けます。
Yahoo!知恵袋から見る「せどりはやめた方がいい?」
「せどりはやめた方がいいか」Yahoo!知恵袋でいくつか質問されていたので、紹介します。
Q.せどりを始めるのにかなり迷っています。


質問に対しての回答は以下のとおり。
回答①
手遅れではないですが、頭を使わないとかなり難しくなってきています。 10~15年くらい前だとブックオフでバーコードスキャンしてヤフオクで売る、中国のECサイトで購入してアマゾンで売るだけでかなり儲かりましたが…。 現在せどりをしている者から一つアドバイスとしてはご自身の得意なジャンル(子供がいるなら子供用品、何か趣味があるならそれに関するもの、調べていても苦痛と思わず何時間でもネット検索できる等)から少額で始められることをお勧めします。 それが難しければメルカリ乞食(メルカリの新規商品に張り付いて値段付けを間違えて激安出品してしまったものを即購入)するしかないですね。
回答②
利益が出る商品は、見つかり難くなってきており 経験、知識の蓄積、才能が無い多くの人は、 時給換算500円前後しか儲けることができていません。 ただ、探せば利益が出る商品は、まだまだあります。 せどりをすれば儲かるのではなく、利益の出る商品を見つければ 大きく収入を得ることができるのです。 あなたが、利益商品を見つける才能が無いのであれば 諦めた方が無難です。 ただ時給500円程度でも良いというのであれば、 努力は必要ですが、そう難しいことではありません。
回答③
コンサルがいれば手遅れではありません。 いないのなら手遅れどころか適性や文面から判断するに時期早々だと思います。
Q.せどり【転売】を過去にやってたけど辞めた方いたらその理由を教えてください。
質問に対しての回答は以下のとおり。
回答①
昔やってましたが目利きが難しいのと毎日相場を頭に入れて瞬時に仕入れるスペックが無ければライバルにどんどん先越されて こんなんじゃバイトでもしてる方が楽だし時間もかからないと気づいたからです 世の中には成功されている方がいますがほんの一握りの才能ある人だしせどりはあからさまにやるとお店からも身をつけられるのでバーコード入力とか商品ごとに検索して時間掛かるので見つかりやすいです
回答②
資金切れ
Q.せどりをしてみたいと考えてますが、せどりって本当に儲かりますか?


質問に対しての回答は以下のとおり。
回答①
まぁ儲かりますけど… 超地味な作業ですよ。 チラシ配りのバイトの方がまだ楽。人に会わないし。 転売で儲けようって人なんていっぱいいるので、近場の古本屋とか中古屋は、しょっちゅう行ってないと良い品なんてすぐ取られちゃいます。オークションでの転売なんて超不安定ですしね。地震の影響で仕入先が何店も閉鎖しました。チケットの転売が一番儲かるんですけど、ちょっとそれはマナー違反ですよね。 古本 古着 トレカ CD DVD この辺はもう新規さんは無理だと思います。昔は良かったけど…せどり増えてから店側も値段上げたし。現時点で仕入れルートと顧客、在庫をどれだけ持ってるかじゃないですか? 試しにオークションで家の品を目利きして売ってみて一ヶ月に利益が10万以下なら、やめといたほうがいいですよ。 ブックオフとかで、いちいち携帯で調べているようではダメです。
回答②
確実に儲かります。 しかし時給で考えると時給300円とかそんな感じです。 副業で、本業の関係でバイトに入ることができない人がやるものです。 私は本業の残業時間が機械の調子でコロコロ変わるため、バイトを入れることができないのでやっています。 3時間ぐらいやって1冊とか、泣きたくなります。運がいいとブックオフがちょうど単Cに落として時給4000円wとかあるんですけど、 1ヶ月に一回あるかないかですね。
回答③
まんだらけって古本屋さんがありますが、あそこには数千円の漫画や写真集があります。ブックオフにはそのような商品はまずありません。 何が違うかと言えば市場価値を知らない人は少ないので希少価値のあるものはブックオフに持ち込みませんし、ブックオフも買い取りません。必然的にまんだらけのようは古本屋に集まります。 高いものをせどりしても利益は出ません。独自の仕入れルートをどれだけ持てるか、市場価値をどれだけ把握できるか、それが出来なければ儲かりませんよ。
回答④
「目利きが出来る事」が最低条件でしょうね。
せどりで稼げますが、時給で考えると300~500円程度になる可能性もあり、資金切れなどで辞めた方も多いようです。
しかし、売れる商品を見聞きできるようになれば、十分に稼ぐことができるでしょう。
実は「せどり=やめとけ」はすべてではない
実は「せどり=やめとけ」はすべてではありません。
その理由を3つ紹介します。
正しく行えば、せどりは立派なビジネスになる
せどりは「仕入れて販売する」という、小さな物販ビジネスです。
会社経営やお店のように、利益を出すための行動を積み重ねていくもので、まっとうな方法で取り組めば問題はありません。
たとえば、中古の本やゲームソフトをフリマアプリで販売するのも、立派なせどりの一種です。
実際に稼いでいる人はたくさんいる
実際に、せどりで稼いでいる人はたくさんいます。
たとえば、週末だけの副業で月に5万円を稼いでいる会社員や、子育ての合間に月10万円を稼ぐ主婦など、さまざまなライフスタイルに合わせて実践している人がいます。
SNSやブログなどで体験談を調べてみると、「やめとけ」とは真逆の結果を出している人が多く見つかります。
せどりを成功させている人には共通点がある
せどりを成功させている人には、以下の共通点があります。
- 最初は少額からスタートしている(例:1万円以内)
- 仕入れる前に必ず相場をチェックしている
- 利益率よりも売れやすさを優先している
- 毎週少しずつでも継続している
せどりを成功させている人の共通点を実施すれば、結果を伸ばせるようになるでしょう。
やめた方がいいせどりのやり方とは?
せどりのなかでも、やめた方がいいやり方があります。
これから紹介する方法は避けましょう。
法律に触れる転売はNG
法律に触れる転売は以下のとおりです。
- チケットの転売(チケット不正転売禁止法違反)
- 偽ブランド品の販売(商標法や詐欺罪の対象)
- 無許可での中古品販売(古物商許可が必要)
違法だと知らずに行ってしまうと最悪の場合、逮捕や罰金といった重い罰則があります。
中古品を売る場合は、警察署で簡単に申請できる「古物商許可」を取るのがおすすめです。
マナーを守らないリサーチ方法
店内で通路に座り込んでスマホで調べたり、商品棚の前で長時間動かなかったりするのは迷惑になります。
実際に「せどりお断り」の貼り紙をしている店舗もあるほどです。



薄利多売に頼りすぎる
利益が数十円しかない商品を大量に扱う方法は、売れるたびに梱包・発送の作業が必要になるため、かなりの労力がかかります。
たとえば、1個50円の利益の商品を100個売っても5,000円。



ポイントだけを目的にする
楽天市場やAmazonでポイントを狙った仕入れをする「ポイントせどり」は、一時的には稼げますが、ポイント制度の変更や上限の影響を受けやすく、不安定な面があります。
現金ベースでも利益が取れる商品を仕入れるのが基本です。
せどりの良いところもたくさんある!
せどりは「やめたほうがいい」などネガティブな内容を紹介しましたが、良いところもたくさんあります。
詳しく解説するので、参考にしてくださいね。
スキルがなくても始めやすい
せどりは、スキルがなくても始めやすいです。
たとえば、スマホでメルカリを使ったことがある人なら、せどりもすぐに始められます。
最初は家にある不用品を出品して、売れる感覚をつかむのもおすすめ。



すぐにお金になるビジネス
せどりは、すぐにお金になるビジネスです。
たとえば、Amazonで商品が売れれば、2週間ごとに売上金が振り込まれます。
フリマアプリなら、受け取り評価後すぐに売上が確定することも。
会社の給料とは別に「今月あと3万円欲しい」と思ったときに、すぐに動けるのがせどりの強みです。
自宅でできるから続けやすい
商品リサーチ、仕入れ、撮影、出品、梱包・発送まで、すべて家の中で完結できます。
パートに出るのが難しい主婦や、夜しか時間が取れないサラリーマンにもぴったりです。



せどりが向いている人・向いていない人
せどりが向いている人・向いていない人の特徴を分かりやすく、以下の表にまとめました。
向いている人の特徴 | 向いていない人の特徴 |
---|---|
コツコツ作業するのが苦ではない | すぐに月収10万円以上を目指している |
細かい利益計算ができる | 面倒な作業を避けたいと思っている |
人のアドバイスを素直に受け入れられる | 売れなかったときにすぐ落ち込んでしまう |
一度失敗しても改善しようと努力できる | 人の話を聞かず、自己流でやりたがる |
せどりが向いている人は、地道にコツコツ作業をこなせるタイプです。
たとえば、毎日のように商品のリサーチをしたり、売上や利益をノートに記録して分析したりといった細かい作業を苦にしない人は長く続けられます。



一方で、「すぐに大きく稼ぎたい」と思っている人や、面倒なことが苦手な人にとっては、せどりはストレスのたまる作業かもしれません。せどりは手を動かし、地道な努力を積み重ねながら少しずつ結果が出るビジネスです。
向き・不向きを冷静に見極めて、自分に合っているかどうかを考えてみましょう。
せどりは「やめようか」と迷ったときにできること
せどりは「やめておこうか」と迷っている方にできることは、以下の3つです。
成功している人の体験談を読んでみる
YouTubeやブログ、X(旧Twitter)などには、せどりで成功した人のリアルな体験談がたくさんあります。
成功している人たちは、その過程で必ず失敗を経験しています。
どんな失敗をしたのか、どうやって乗り越えていったのか体験談を聞けば、自分にもできるかもしれないと感じられるでしょう。
せどりの基礎知識をしっかり理解する
せどりの基礎知識をしっかり理解しておきましょう。
せどりは、再現性の高いビジネスですが知識を知らないまま「自分流」で始めてしまうと、失敗する確率はグッと上がります。
無料のYouTube動画やブログで情報発信しているところもあるので、活用しながら商品の仕入れ先、販売先、価格差、手数料、発送方法など、基本知識を増やしていきましょう。
せどりは「やめとけ」だけで判断しないで
「せどりはやめとけ」と検索して出てくる記事や意見は、一部の失敗例や誤解にすぎません。
しっかりと準備して、ルールを守りながら取り組めば、誰でも少しずつ成果を出せるビジネスです。
不安なままやめてしまうのではなく、まずは少額・少量で始めてみてください。
その中で「自分に合っているかどうか」を見極めていくのがいちばんの近道です。
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